日本では、アレルギー性鼻炎全体の有病率は約4割と言われており、スギ花粉症の有病率は10年間でおよそ10%増加しています。
また、スギ花粉症を有する人は大都市部において近年増加傾向にあることが推測されています。
メロディ薬店でも、この時期のお客様の約半数が鼻炎薬やアレルギー薬をお買い求めになられます。
「私って花粉症なんですかね…(__)?」と心配しながら、目や喉、肌のかゆみを訴えられる方も多いです。
花粉症は、くしゃみ・鼻水・目がかゆくなるという症状が一般的ですが、最近では皮膚がかゆくなる方もいて、これを花粉皮膚炎といいます。
花粉の時期に、目の周りや頬骨、あごから首にかけて、カサカサして赤くなったり、かゆくなったりしていませんか?
そんな時には、次のように対策しましょう!
花粉症によるかゆみ対策
①皮膚に直接花粉が触れないようにする
外出時はマスクやメガネをかけ、花粉が付着するのを防ぎます。帰宅したら、肌に優しい洗顔料で、お肌を擦らず優しく洗顔しましょう。
②保湿する
かゆみの症状がある場合は、乾燥により皮膚のバリア機能が低下していることが多いです。保湿成分たっぷりの化粧水やクリームをこまめに塗るなどして、保湿を心がけましょう。
かかりたくない“花粉症”ですが、いつアレルギー反応が現れるかは誰にもわかりません。
花粉症の方も、これから花粉症になりたくない方も、花粉の多い日のお出かけにはしっかり備えましょう!
花粉の多い日
スギ花粉は、飛散が始まって7日から10日後くらいから花粉の量が多くなってきます。その後4週間程度が花粉の多い時期になり、この期間内で下記のような天気になると花粉が特に多くなります。
①晴れて、気温が高い日
②空気が乾燥して、風邪が強い日
③雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
・・・雨の日以外、ほとんどでは(+_+)?!
花粉の多い時間帯
スギ花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件や季節によって変わりますが、一般的には昼前後と日没後に多くなっています。
これは、気温が上がって午前中にスギ林から飛び出した花粉が、数時間後に都市部へ到達するためと、上空に上がった花粉が日没後に地上に落下してくるためと考えられます。
雨の日、湿度の高い日以外は、花粉がたくさん飛んでいると心得よ!
ランチタイムと帰宅時にはマスク・花粉対策用メガネをお忘れなく!