女性だけじゃない!男女問わず訪れる更年期障害

40歳を過ぎたころから現れる、落ち込んだりイライラしたりといった精神的な症状や、のぼせ、動悸、めまいなどの身体的な症状を更年期障害と呼びます。
女性がなるものと思われがちですが、性別に関係なく、男性にも女性にも更年期障害は起こります
更年期障害

更年期障害の主な原因は?
男性ホルモンや女性ホルモンの分泌量が減少することです。
女性は、閉経という目に見える形でホルモンの分泌が急激に低下します。
しかし、男性は女性に比べて徐々にホルモン量が低下していくため、更年期障害だと自覚しにくいと言われています。

更年期障害の症状は?
大きく3つに分けられます。
①自律神経失調症状
 のぼせ、汗、寒気、冷え症、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい

②神経症状
 イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ気分

③その他の症状
 腰痛、関節痛、吐き気、食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみ、トイレが近い、外陰部の不快感

日常生活でできること
更年期障害はつらいものですが、日常の生活環境を見直すことで軽減することもできます。
・適度な運動や食生活の改善
・良質な睡眠を心がける
・心と体のバランスを保てるようにリラックスできること(趣味など)をする

つらい時期にはお薬も
更年期障害によく用いられる漢方薬*
○補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
・・・体力虚弱で、だるい、気力がない、疲れやすいなどの症状の方に

○加味逍遥散(かみしょうようさん)
・・・体力中等度以下で、のぼせ、精神不安、いらだちなどの症状の女性によく使われる。三大婦人薬の一つ。

*漢方薬はその人の体質や症状に合っていないと十分な効果を発揮しないため、自分に合うお薬について薬局や薬店で相談してみましょう

多くの人が体感する更年期障害ですが、日常生活に支障をきたすほどつらい場合には、専門外来などで相談してみて下さいね(^^)

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