春になると鼻がなんだかムズムズ・・・
メロディ薬店にも2月頃になると花粉症にお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。
でも不思議なもので、
人によってはピンピンしていたり、
ちょっとのくしゃみですんでいたりする人もいれば、
涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、薬を飲んだら飲んだで眠たくてお仕事にも弊害が出て辛い・・・という方もいらっしゃいますね。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
花粉症に対する身体の仕組みと、対策などを何回かに分けてお伝えしていきますね。
まずそもそも『花粉症とは?』
スギが有名ですが、それだけではなく、
花粉症とは花粉をアレルゲン(アレルギーの原因物質)とするアレルギー疾患の一つです。
スギをはじめとする、風によって花粉を運ぶ植物(風媒花)は、花粉が遠くまで運ばれるので花粉症の原因になりやすいと考えられています。
原因となる花粉の種類は多く、日本ではこれまでに50種類以上が報告されています。
意外と多いですね。
風媒花には、樹木ではスギ、ヒノキ、シラカンバ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブナなど、草本ではカモガヤなどのイネ科の花粉症が多くなってきてきますが、他にブタクサ、ヨモギなどキク科の植物も挙げられます。
花粉の飛散時期は、スギやヒノキなどの樹木は春が中心ですが、イネ科の場合は初夏、キク科の場合は真夏から秋口にかけて飛散します。
確かに、花粉症は春のイメージでしたが、秋にも目が充血されていたりくしゃみが多い方いらっしゃいますね!
近年、花粉症の人が増加している原因の一つが温暖化。
世界的な温暖化の影響で、花粉の飛散数のさらなる増加が予想されています。
■花粉症の代表的な原因植物と時期
スギ 2〜4月
ヒノキ 3〜5月
カモガヤ 5〜7月
ブタクサ 8〜10月
次回は花粉症の症状についてお伝えします。 お楽しみに!