ちょっと食べただけで太る人、
いくら食べても太らない人、
この差はいったいどこにあるのでしょうか(+_+)?
食事や運動も大切ですが、
実はその違いの一つは腸内環境にあることがわかり、注目を集めています。
太っている人と痩せている人を比較すると、
腸内細菌の種類が異なっていることがわかりました。
実験で、太っている人の腸内細菌を無菌のマウスに移植すると、脂肪を蓄積して肥満になったという報告があります。
このような報告が相次いで、「デブ菌」「痩せ菌」と言われても過言ではない腸内細菌がいることが明らかになってきました。
痩せ菌(善玉菌)
ビフィズス菌やバクテロイーデスと呼ばれる腸内細菌。糖を発酵させたり、脂肪細胞に働きかけ、脂肪の取り込みをブロックします。また、筋肉に作用して脂肪を燃やす働きもあると言われています。
デブ菌(悪玉菌)
デブ菌の正体は、ファーミキューテスと呼ばれる腸内細菌。この菌が多いと、消化されたものを体内にため込んでしまい肥満の原因の一つとなってしまいます。
腸内細菌のバランスが整うと作り出される「短鎖脂肪酸」
「短鎖脂肪酸」とは、飽和脂肪酸の一種で、酢酸、酪酸、プロピオン酸などの総称です。短鎖脂肪酸には、万能薬のようなすごい働きがあります。
・血液中に入って脂肪細胞に働きかけ、余分な脂肪の蓄積を抑える
・アレルギー反応を抑える
・セロトニンの分泌を促して、うつを予防する
・糖尿病を改善するホルモン「インクレチン」を増やす
短鎖脂肪酸のこのような恩恵を受けるには、腸内環境が整っていることが不可欠です。
便秘や下痢が多い、おならが臭い、体臭が強い、肌荒れ・ニキビ・吹き出物、アレルギー体質などでお困りの方、悪玉菌優勢の腸内環境かもしれません(-_-)
腸内環境を整えると、どんないいことがあるの?
☆ダイエット
・・・上記でも述べた通り、太りにくい体への体質改善が期待できます!便秘も解消されますね!
☆美肌
・・・腸内に腐敗物や有毒ガスが発生すると、それは全身にまわって肌荒れや吹き出物の肌トラブルの原因の一つになります。「お肌は腸の鏡」!
☆アレルギー
・・・アレルギーは免疫バランスの崩れによって発生します。腸には免疫細胞の70~80%が集中しています。アトピー・花粉症などアレルギーの改善には、腸の健康状態がとても重要です。
☆ストレスを緩和する
・・・腸内環境を整えると、セロトニンと呼ばれる幸福感を感じるホルモンの分泌が促されます。悪玉菌を減少させて、ストレスに強い体をつくりましょう!