痔ってなあに?ざっくり説明!
痔とは、肛門周囲の血流が悪くなり、痛み、出血、かゆみなどを起こす病気です。
この病気は放っておくと脱肛*や痔ろう*などを起こします。
恥ずかしくて大きな声ではなかなか言いずらい病気ですが、専門家に相談の上、適切に治療をすればほとんど治ってしまう病気でもあります。
但し、痔には色々な種類があり、それぞれの痔に応じた治療をする事が大切です。
脱肛*・・・肛門や直腸下部の粘膜が肛門の外に出てしまうこと
痔ろう*・・・肛門の付近に穴を生じて膿の出る疾患
どうして?どんな人が?痔になるの?
痔の原因はその種類によりさまざまですが、食事、細菌、便秘、下痢、疲労、ストレス、お酒による肝臓機能の低下、血行不良など…これらが引き金となってやってきます。
痔は風邪や腹痛のようにある日突然病気にかかるものではありません。
それまでの生活習慣、生活環境の悪化が要因のひとつとして考えられます。
肝臓との関わり
肛門部の血管(門脈)は肝臓につながっており、肝臓に向かって下から上に昇る血管です。
この血管には、他の静脈にはある血液の逆流を防ぐための弁がありません。
肝臓機能が低下してしまうと、門脈からの血液をうまく受け入れられなくなってしまいます。(吸い上げる能力が低下するようなイメージ)
門脈は、おしりの部分で網目のように細かく分かれているので、門脈と肝臓の間の血流が悪くなると、うっ血を起こしやすくなってしまいます。
次回は、痔の種類と予防について書きます(^o^)
お楽しみに~!