もくじ
風邪を引いたとき、身体の反応は？
感冒（風邪）の時、外邪（主に風・寒さ・暑さ・湿気）は、身体の表面から内部に侵入しようとします。
身体の自己免疫力により、外邪を外に押し出し、感冒（風邪）を早く治そうと誘導します。
病院でもらう西洋医学のお薬は実は風邪の初期には効かない!?
感冒（風邪）の初期というのは、
ウイルスが身体に侵入してすぐの時期で、体の中にある免疫系の緊急展開部隊であるナチュラルキラー細胞（NK細胞）がウイルスの怒涛の進撃スピードを必死に抑えつつ、主力部隊であるキラーT細胞の到着を待つ状態になります。
実はこの感冒（風邪）の初期に著効する薬は、西洋薬には理論的にも実際上も存在しません・・・。
しかし、葛根湯などの漢方薬は、この初期状態の時でも確実に効果を発揮してくれるのです。
風邪によく聞く葛根湯、風邪だけじゃない葛根湯
成分の一つである葛根の効果で、身体表面の邪熱を取り首筋や肩、背中などの筋肉を緩め、血流を良くします。
葛根湯の裏を見てみてください。効果または効能の欄に「肩コリ」と書いてあります。
この効能が取れているのは、「葛根湯は血流に働きかけることより、コリを和らげてくれる」からです。
また、胃腸にも良い作用をもたらします。胃腸の調子が良くない時に、葛根湯を飲んで良くなった経験がある人もいるかと思います(^^)
胃腸型の感冒（風邪）の時は、下痢を緩和させるという作用もあります。
感冒の初期（汗をかいていないもの）、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
漢方の力で肩こりにも効く！
肩こりは、長時間のデスクワークなどで一定の姿勢が続き、肩や首、肩甲骨周辺の筋肉がこり固まって血流が悪くなっていることが主な原因です。
血行不良を起こしてしまう原因には“冷え”が大きく関わるため、冬の寒さや夏場のクーラーの効きすぎた環境も肩こりの原因となります。
葛根湯に入っている生薬で血流が良くなることで、肩こり・冷えの改善に繋がります。
発汗作用で自己治癒へ！麻黄と桂枝のコンビ
麻黄（まおう）と桂枝（けいひ）のコンビが発汗を促し、身体の表面にある外邪を発散させます。
感冒（風邪）の時に、大汗をかいて治るという状況を作る、もしくは自己治癒を早めるという仕組みです。
麻黄と桂枝による発汗作用は強力なので、時として行き過ぎて体温を必要以上に低下させてしまうこともあります。
ですが、そこに芍薬（しゃくやく）を加えることでバランスを取り、過剰な発汗を抑制します。
大棗と生姜は、胃腸に効果を発揮し、胃腸症状の緩和はもとより、自己治癒力（自然治癒力）の増強に寄与します。
甘草は、生薬相互の連携を強めると考えられています。また、苦いと感じられる漢方薬に甘みを持たせる事で、飲みやすくするという面も持ち合わせています。
- 麻黄と桂枝で発汗
- 芍薬で汗のかきすぎを防ぐ
- 大棗と生姜で自己治癒力UP
- 甘草で生薬の連携を強める＋飲みやすい味に
即効性！葛根湯のチカラ
葛根湯は、外邪を初期に発散し排除する事が出来れば、極めて短時間で感冒を治すことができます。
非常に即効性があるのです！
その即効性という点から見ると、葛根湯は飲むタイミングが極めて重要になってきます。
悪寒や熱、倦怠感、関節痛を自覚したら、すぐに葛根湯を飲むこと！
早ければ早い程良いのです！
漢方は食前服用が原則ですが、早めに飲むことが最重要です！
葛根湯はお湯で割る！
一本ぐいっと飲み干すのもいいですが、
葛根湯の中でもメロディ薬店がおすすめしているJPS葛根湯は厳選された原料生薬をガッツリ濃縮しており成分が濃いので、
「熱いお湯割りで3回に分けて飲む」がおすすめ。
身体のポカポカ感が全然違います！
特に冷え性の方は身体を芯からより温めてくれて血流を良くしてくれます。
もちろん、風邪の初期症状だけではなく、肩こりや筋肉痛、頭痛にも効果があります。
感冒（風邪）の初期のタイミングでは、市販品を含め西洋薬の総合感冒薬は、理論的にはまだ効きません。
お医者様も実践する風邪の“治し方”で、葛根湯が支持されるのも頷けますね(^^)v
悩まずに葛根湯を飲むことをおすすめします(^^)/
メロディ薬店イチオシ！
【第2類医薬品】JPS葛根湯液30ml 3本
エキスが濃い！風邪の初期症状には、JPS葛根湯液のお湯割りを！葛根湯は、比較的体力がある方の汗をかいていないかぜの初期症状、鼻炎、肩こりなどを改善します。体を温め、発汗を促す働きがあります。
なぜ、葛根湯がよく使われるのか、よく効くのか、東洋医学の考え方から紐解いていきます！