妊娠のしくみを知ろう②精子と卵子について

前回、妊娠には大きく3段階のプロセスがあるというお話をしました。
 妊娠のしくみを知ろう①はコチラ

①排卵
②受精
③着床

の3段階において、そもそも大切なことがあります。

それは、精子と卵子
今日は精子と卵子についてです(^^)

精子の数、卵子の数
○精子
男性の精子は精巣の中で日々生産され、1回の射精(精液3ml)で約1~4億匹が放出されます。

○卵子
女性の卵巣には産まれた時から約500万個の原子卵胞がありますが、毎月卵巣から飛び出すのは、そのうちの1つだけです。

卵管にたどり着ける精子は、わずか100匹ほど
 膣の中に入った精子は、1分間に2~3㎜の速度で前進していき、射精後約1~2時間ほどで卵管にいる卵子のところにたどり着きます。
この時、卵管で待つ卵子の周囲まで近づけるのは、わずか100匹ほど。
その中の1匹だけが卵子の中に入っていき、受精が成立します。

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卵子は老化する?!
 精子は毎日新しく作り変えられるので、男性は高齢になっても女性を妊娠させることができます。
一方、卵子のもとである原子卵胞は、女の赤ちゃんが母親のお腹の中にいる時からすでに存在します。
これは、女性の卵子は胎児の時から年齢を重ねているということ。35歳では36歳の卵子を持っているということですね。
その長い間に、からだは食生活・ストレスなど様々な環境の影響を受けていくので、年齢が高くなるほど卵子の老化や染色体異常が起こりやすくなるのです。
30代後半になると、排卵していても妊娠しにくくなるのはそのためです。

赤ちゃんが欲しい!と考えたときには、精子と卵子の質がとても重要になります。

精子では、精子の数が十分か、精子が活発に運動しているかどうか。

卵子では、卵子が成熟しているかどうか。
卵子の成長・成熟、排卵にはホルモンが大きく関係します。
卵子のケアってどうしたら・・・?!と思われるかもしれませんが、
まずはホルモンバランスを整える、ということ意識してみましょう。
ホルモンが正常に分泌されるためには、日常生活において心とからだの健康が基本です。

女性ホルモンのバランスを整える食生活
☆必要な栄養素を万遍なく、適量食べる
 ひとつの食材に偏らず、なるべく数多くの食材を!
☆カロリーの高いものはとり過ぎない
☆イソフラボンを多く含む食品(大豆製品)を食べる
 30代後半からは卵巣機能が低下し始め、エストロゲンが低下していきます。イソフラボンは、エストロゲンによく似た働きをすることで知られていますね。

 

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