男性の下着の種類と精子の質の関係

ニコニコかずちゃん
メロディ薬店では長年、たくさんの方の子宝相談を行ってきました。
『ずっと出来なかったけれど妊娠しました!』というお声が一番嬉しいですね。

男性の精子の減少に下着が関係ある!?

近年、不妊治療をされている方の中には、男性の精子が少ないまたは元気がないことで妊娠しにくい方も増えています。
減少している原因としては、添加物など諸説ありますが・・・今回は下着について。

ブリーフタイプのような肌への密着度が高い下着を着用する時間が長くなるほど精子の質が悪化することがアメリカの研究で明らかになりました。

参考:『Male underwear and semen quality in a population-based preconception cohort』( Fertility and Sterility掲載)

ブリーフ派?トランクス派?

スタンフォード大学の研究者らは、501組の妊娠を望むカップルの男性パートナーを対象に下着の種類と精子の質の関係を調べました。

まずは、下着の着用状況を4種類
「ブリーフ(密着度高)、ボクサーブリーフ(密着度中)、ボクサー(密着度低)、着用しない」
にわけ、昼と夜にわけてを調べたところ以下の通りでした。

就寝時人数
ブリーフブリーフ62名
ボクサーブリーフボクサーブリーフ116名
ボクサー(トランクス)ボクサー(トランクス)129名
ブリーフボクサー(トランクス)or着用しない56名
ボクサーブリーフボクサー(トランクス)or着用しない71名
ブリーフ着用しない29名

睡眠時の下着が大切

一方、調査スタート時と1ヶ月後に自宅で採取した精液を精子クロマチン構造検査で、精子の質の目安となるDFI(精子DNA断片化率指数)とHDS(高 DNA 染色性)を測定しました。

下着の着用状況と精子の質との関係を調べた結果、
夜はボクサー(トランクス)、もしくは下着を着用しない(精巣温度が低いと推測される)男性は、
昼も夜もブリーフを着用していた(精巣の温度が最も高いと推測される)男性に比べて、DFI(精子DNA断片化率指数)が低いものの、HDS(高 DNA 染色性)は高いことがわかりました。

また、昼にボクサー(トランクス)を着用し、就寝時には下着をつけていない男性はDFI(精子DNA断片化率指数)が最も低いことがわかりました。

このことから男性は、密着度の高い下着をつける時間が長くなるほど精子の質が低くなることがわかりました。

※男性の精子をつくる働きは熱に弱いことから、男性の精巣(陰嚢)は体の外にぶら下がっている格好になっていると言われています。

精子は熱に弱い!

同じ姿勢で長時間座ったり、サウナやお風呂に長時間入ったりして、下半身の温度が上昇すると精子をつくる働きが低下することはわかっています。

今回の研究は男性の下着の種類や着用状況と精子の質との関係を調べています。

精子の質はSCSA(精子クロマチン構造検査)と呼ばれている検査で、DFIやHDSを測定しています。

検査会社によりますと、DFIは精子DNA損傷度をあらわす指数で、DFIが30%以上の場合、人工授精に比べて体外受精のほうが妊娠率が高く、また、HDSは精子形態形成時の成熟過程で精子核が十分に凝縮されなかった未熟な精子の割合で、HDSが 10% 以上の場合、体外受精の方では人工授精に比べて妊娠率が高いと報告されているとのこと。

要するにDFIやHDSが高いほど精子の質が低くなるということになります。

研究結果は予測された通り、肌に密着する下着は精子の質を悪化させることを示唆するものでした。これは肌に密着するような下着を着用することで熱がこもりやすくなり、精巣の温度が上昇ことによるものと考えられます。

昼にボクサー(トランクス)を着用し、就寝時のは下着をつけないのが精子の質には最もよいスタイルのようです。

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